第4回 美容師 Mariさん
バンクーバーのダウンタウンの中でもオシャレなブティックやカフェが並ぶイエールタウン。
Mariさんは、その独特の雰囲気を持つイエールタウン内のサロン「lounge hair studio」で美容師として働いています。スタッフが総勢10人という小さなサロンはアットホームな雰囲気で、全員が家族のように接しながら働いているそう。
1995年に短大の夏休みを使って、1ヶ月ホームステイしたことがきっかけでカナダに魅せられ、その後留学生として再度入国。さらにはワーキングホリデープログラムにも参加した後、2005年には移民として暮らし始めたMariさん。
美容師になるまで、日本やカナダでファッション関係の様々な職業を体験してきたMariさんは、笑顔が素敵なバイタリティあふれる女性。
特集第4回は、
移民を目指している人も必見!ファッショナブルな職場で働くMariさんを紹介します!
...移民に至るまでのあらまし
短大時代にホームステイを経験しました。卒業後、2年半は服飾関係の仕事に就きましたがお金を貯めるのが目的でした。笑
98年にスチューデントビザを取って入国。ESLとファッション専門学校に通いました。
日本に戻って就職したものの、「やっぱりもう一回行こう!」と2001年からワーキングホリデープログラムに参加。
この頃には、もう移民の手続きを始めていましたね。移民になってからは、必死で仕事を探しました。
ホームステイで訪れた当初は、ホストファミリーが何を話しているかさっぱり理解できなかったMariさんが、カナダで働くようになるまでのストーリーです!
カナダに移民として来るまでの経過を教えてください。
1995年の短大の夏休みに、友達と3人で旅行も兼ねてカナダを訪れました。コキットラムに住む4人家族宅に1ヶ月間ホームステイをしました。とても楽しかったですね。英語のほうは、家族が何を話しているかほとんど分からなかったんですが。笑
1ヵ月後、日本に戻り、卒業後アパレル会社に就職しました。
で、次はスチューデントビザを取ろうと思っていたので、2年半お金を貯めて98年にカナダに戻りました。ダウンタウンで一人暮らしをしながらESLに3ヶ月間、朝から夕方までフルタイムで通って英語を勉強しました。その年の夏に、お姉ちゃんと一緒にプリンセードワード島まで、飛行機や長距離バス、フェリーなどあらゆる交通手段を使って旅行をしたんですが、このときは何とか英語でコミュニケーションがとれるようになっていました。
旅行の後、ファッションについて学ぼうと思ってファッション専門学校に通いました。8ヶ月ほど通ったのですが、周りがすべてカナディアンだったので英語力はかなりついたと思います。
それは英語が話せたからならではの職業ですね!英語のレジュメを書くのは問題なかったのですか?
問題なかったですね。専門学校時代に、英語のレジュメの書き方を習ったことがあったので。なので、すごく助かりました。
例えば、人材カナダでは簡単に英文レジュメを作れる機能『英文かんたんレジュメ』がありますがどう思いますか?
あれはかなり便利だと思いますよ!スキルや経験を選ぶだけで、英文のレジュメが作れるなんて。
私たちのときは、そういうサイトも機能もなかったから。一回作っちゃえばあとは、簡単に修正できるから本当に便利。これで作ればすぐにアプライできるし(笑)。
ありがとうございます(笑)。では、移民申請まではどんな手順だったんですか?
30歳までに移民をしたいっていう気持ちがあったので、ワーホリで入国したときには、すでに職歴証明などの必要書類を用意したりして、バリバリ準備をしていました。
で、コンサルタントを通して、移民ができるかどうか調べてもらったりして…ダウンタウンで働き始めて3ヶ月後には移民にアプライしました。でも、申請が通るまでに3年かかると言われて…
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ずっとカナダにいたんですか?
いえ、カナダにいてもビザが切れちゃって仕事ができないし、滞在費もないので日本に帰りました。日本では、待つだけの状態だったし、移民の面接にいつ呼ばれるか分からなかったので就職はしないで派遣会社に登録して、短期の仕事に就いていました。
あとは、県庁の国際交流課でバイトもしました。海外からのお客さんを連れて市内の案内をしたり英語で電話が掛かってきたときなんかのサポートをしていました。そのほかは、もう簡単には遊べなくなってしまうので友達や家族と会ったりしてましたね。
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そして、2005年に念願の移民になったわですね!
はい、IELTSというめちゃくちゃ難しい英語のテストを受けて、2005年に入国しました。移民にはいくつか種類があるんですけど、私はすべて個人で手続きする「インディペンデント移民」に申請したんです。職業のカテゴリーとしては「バイヤー」で入りました。職歴証明が必要で、前の仕事のボスにサインをもらったりして作成するんですよね。さらに、それの英語バージョンを作って日本に送ってサインをまたもらうと(苦笑)。かなり面倒くさかったですねー…
職業はバイヤーで入国しましたが、今は美容師ですよね(笑)?
そうなんですよ。一番恐怖だったのが、移民で入国したはいいけど仕事がないということでした。ワーホリのときとはプレッシャーが全然違いましたね。年金も払わなきゃいけないし、カナダで年も取ってくじゃないですか。もっと若かったら違うかもしれないですけど、そのとき30歳ということもあって考えましたね。
最初はバイヤーの仕事に就こうと思っていたのですが、よく考えてみたらバイヤーの仕事って言葉で交渉したりとか、コミュニケーションが取れないとだめじゃないですか。高額のお金が動くし。例えば、私が全然理解できてなかったら仕事にならないし、日本と違ってトレーニングの期間もないから、普通にコミュニケーションをとることはできてもビジネスシーンでは自信がなかったんです。英語もカナダに入るまで3年のブランクもあったし、ダメだと思って。
で、家族に芸術家が多いのも影響してか、「手に職がないといけないな」って思ったんです。でも、ただ器用とか好きだけでは働けない。だから、入国してすぐに10ヶ月間美容師の専門学校に入ったんです。
すごいですね!では10ヶ月で美容師のノウハウを学んだんですか?
そうですね。基本から勉強しました。学校のプログラムで、好きな美容室を選んで3日間働けるっていうのがあるんです。それで3ヵ所経験して2ヵ所目が「lounge hair studio」で、「ここで絶対働きたいな」と思いました。何よりも、スタッフのチームワークに惹かれたんです。
lounge hair studioはとても印象が良かったんですね!
ええ。私が、プログラムで経験させてもらったときも、普通に切った後のお客さんの髪の毛を片付けますよね。そうすると、ただの学生の私に「ありがとう」って声を掛けてくれるんです。あと「働かなきゃ!」って思っていて、カラーに使うホイルを切ったり、いろいろな雑用をしていたんです。そうしたら向こうの印象もすごく良かったみたいで。
日本人ってちょこまか働くじゃないですか
(笑)。あと、いいなぁと思ったのはお客さんがすっごくリラックスしてるんです。普通は、美容師とお客さんてある程度距離があるじゃないですか。でもここだと、コミュニケーションのとり方がとても密。忙しくなければおしゃべりもしていいし。お客さんがリラックスできればそれでいいんです。内装も、ヴィンテージのおしゃれなミラーを使ってたりして。クオリティの高い美容室って言われてるんだけど、無機質なところがまったくなくて。 それで、絶対に働きたいって思ったのでアプライしました。
そして晴れて仲間入りしたんですね?
そうなんです。向こうも「あの子はよく働く」って、良い印象を持ってくれていたみたいなので、とってくれました。2006年の3月ごろでしたね。場所も仲間も最高です。自分のことを本当のファミリーみたいに扱ってくれて。
職場の雰囲気はどんな感じですか?
イギリス人とカナダ人のオーナーをはじめ10人のスタッフがいます。本当にアットホームで、みんなが家族のように接しています。悩み事や問題が起きたときもみんなに相談できるような。プライベートのことも何でも話せるし、最高の職場ですね。日本人は私だけですが、みんなとても優しく楽しい人たちばかりで、恵まれていると思います。 |
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| サロンのクリスマスパーティ |
Mariさんは学校で職場を見つけましたが、ワーホリの人たちはネットとかで探しますよね?
人材カナダの写真付きの「お仕事検索ページ」についてはどう思いますか?
あれは良いと思いますよ。すごく分かりやすいし、例えばレストランだったら内装も見れるし。写真で大体の場所とかもわかりますよね。雰囲気も伝わるし。方向音痴の人でも、外観が分かってれば大体の場所を歩いてても見つけやすいですよね。写真をつけるのはアイディアだと思いました。
店内で、一緒に働くスタッフと
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それでは、ワーホリや新しく移民になる人たちにアドバイスをお願いします
「カナダでも見てる人は見ている」ってところですかね。カナダは時間にルーズな人が割と多いかもしれないですが、やっぱり時間を守るかちゃんとチェックしている人はいます。日本人は、そういうルールを守ることやサービスすること、人を思いやる気持ちに関してはすごくクオリティは高いと思う。それを忘れないようにして、目的意識をきちんと持ってやっていけば良いと思います。あとは、働きたい場所が求人していないからといって諦めないこと。とりあえず、レジュメを置いていくのも手だと思う。少しアグレッシブなくらいで大丈夫ですよ!笑
チャレンジすることは大事です!!!
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最後に、コミュニケーションをとる秘訣って何だと思いますか?
まずは相手の話をよく聞くことですね。あとは、ありがちなんですけど分からなかったら何回も聞くこと。日本人て分からなくて恥ずかしいとか「何回も利くと悪いかな」と思って、分かったフリしちゃう。でも、相手に対して分かってないことがとても失礼だから、生返事はしないことが秘訣ですね。
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