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メディア・出版関連  第2回 Content Check (翻訳チェック) 兼 役員秘書 Emiさん

2005 年度カナダ・ワーキングホリデープログラムに参加中に出会った今のお仕事でWorkビザを取得し、アニメーション制作会社にて翻訳チェック兼役員秘書として働くEmiさん。

世界的に注目を集めている日本のアニメーション。北米でも多くの日本のアニメーションが放映されています。Emiさんが働くのは、そんな日本のアニメーション番組や映画を、カナダに紹介する会社です。扱っているのは主に日本の作品ですが、同僚はほぼ全員カナディアンで、職場は完全英語環境。

「カナダで働く」特集第2弾は、こんな恵まれたお仕事を手に入れたEmiさんをご紹介します!



...ワーホリに至るまでのあらまし

日本で大学を卒業後、イギリスの大学院に1年間留学したEmiさん。
イギリスから帰国後、日本の外資系企業で役員秘書として、イギリス人の上司の下で数年間働きましたが、さらに完全な英語環境で仕事をすることでもっと英語を自分のものにしたい!と、ワーキングホリデイでカナダを訪れました。
アルバイトをしながら就職活動を続け、完全英語環境のオフィスワークという恵まれた環境でのお仕事を手に入れたEmiさんの就職活動の様子や、今のお仕事について伺いました。




 まず、今のお仕事内容について、詳しく教えてください。

アニメーション番組や映画をカナダで放映するために、英語に翻訳したり吹き替えをしたりする会社で、役員秘書として上司のスケジュール管理や社内翻訳をしながら、放映することが決定した日本のアニメーション番組の翻訳の最終チェックを行っています。

 最初から今の業界に絞ってお仕事を探されたんですか?

ワーキングホリデイでカナダを訪れた時から、その後はワークビザでカナダに残りたいと考えていました。
そのため、自分ができる仕事の中で、なるべくワークビザが取りやすそうなオフィスワークの仕事がしたいと思って、業種・職種にはこだわらず、とにかくオフィスワークの仕事を探しましたね。

実際に、どのような就職活動を?

日本にいる間に、自分で英文レジュメは作成して来ました。
カナダに到着してからは、まず日系の新聞やローカルの新聞の求人欄、インターネットの求人広告から仕事を探しました。
日本人が比較的仕事に就きやすい業種が、貿易関係・旅行会社・留学エージェントだと聞いていたので、電話帳からその業種の会社を調べて、片っ端から電話をかけたり、住所を調べて直接レジュメを持って行ったりもしました。

素晴らしい行動力ですね!

突然「働きたい」と電話をしたり、訪ねたりしても、受付で門前払いされることの方が多かったですね。もちろん、中には優しく対応してくれる会社もありましたが、あからさまにいやな顔をされたこともありましたよ。
今考えると、ずいぶんと無謀な就職活動だったなぁと思います。(笑)
最終的に今の仕事に採用が決まるまで、結局3〜4ヶ月間かかったのですが、
早いうちに、人材紹介会社に登録しておけば、ずいぶんと就職活動の期間も短縮できたのになぁと思います。人材会社からの紹介なら、企業の反応ももっと良かったんじゃないかとも思いますし。

 就職活動の中で、何か工夫したことはありますか?

少しでも自分のレジュメが人事担当者の目に留まるように、名刺を作りました。
色やデザインも目立つようにして、レジュメの一番上にホチキス留めして、一緒に配りました。 肩書きを Business Translator にしたので、英語力がある証明にもなりますし、会社の方からの評判もなかなかでした。

 アイディアの勝利ですね!今のお仕事は、どうやって見つけたんですか?

私が仕事を探していると知った知人が、「知っている会社がもしかしたら求人をしているかもしれないから・・・」と教えてくれ、早速次の日にレジュメを持って会社を訪ねました。
受付でレジュメを預かってくれたものの、しばらくはまったく連絡がなかったので半ば諦めかけていたところに、1ヵ月半後に突然「面接に来ないか」という電話をもらったんです。1回目の面接の際には、どれだけ英語が使えるかどうかを見るテストのようなものも受けました。

 筆記試験ですか?

いえ、日本語で書かれたものを、英訳してみるようにと言われ、口頭での確認というレベルでした。その後、役員や社長を交えた面接を3回行い、採用が決まりました。
日本の外資系企業でも役員秘書の経験があったので、その経験を買ってもらえたのだと思います。

 今のお仕事で、苦労されたのはどんなところですか?

最初の1ヶ月間は、本当に苦労の連続でしたね。英語での電話対応には本当に悩まされました。難しいお名前の方だと、聞き取れなかったり、カナダでは有名なお店の名前や地名にピンと来なかったり・・・。
今まで、ワーキングホリデイメーカーや日本人が働いたことのない会社だったので、英語が母国語でないことに理解というか、それで大目に見てくれるということが最初からまったくありませんでした。この環境のおかげで成長できましたが、最初はやはり大変でしたね。(笑)でも一緒に働いている同僚たちがとってもフレンドリーで優しくて、その和やかな雰囲気にいつも助けられました。

 逆に、お仕事をしていて良かったところ、嬉しかったところはありますか?

やはり、自分が携わったアニメーションがテレビで放映されて、「面白かったよ!」と言ってくれる人に会った時は、本当に嬉しかったですね。私の仕事は裏方なので、表に自分や自分の名前が出ることはありませんが、それでも自分の作品が世に出たという気がして。
そして、やはり、完全英語環境で働いているので、英語力は格段に伸びていると思います。
日本でも外国人上司の秘書として働いていましたが、やはり日本では、日本語を使うことも多かったですしね。こちらでは、甘えがきかない環境なので、大変なこともたくさんありますが、それでも日々成長できていると感じてます。

 Emiさんは日本の会社とカナダの会社、どちらでも働いた経験をお持ちですが、違いを感じることはありますか?

働いている人たちの仕事に対する感覚が、やはり日本とは違うなと思いますね。
こちらの人たちは、仕事とプライベートの生活とを切り離して考える人が多い気がします。たとえば仕事でいやなことがあったり失敗してしまったりしても、必要以上に落ち込んだり引きずったりしません。
この環境にいて、日本で働いていた頃よりも、仕事とプライベートの切り分けがうまくできるようになったと思います。

それからこちらでは、上司でも社長でも、ファーストネームで呼び合います。
その環境も手伝ってか、上司にも自分の意見や考えを言えるし、上司側も部下の意見を対等に聞いてくれる雰囲気があります。
そこも、日本とは違うなぁと感じる点ですね。

 ワーキングホリデイ終了後、ワークビザで働くことになったのは、どのような流れからですか?

当初は役員秘書として採用されたのですが、仕事をやっていく上で、日本のアニメーションを翻訳してカナダで放映するという会社の業務上、日本語と英語のニュアンスの違いや名前の発音など、日本語がネイティブである私ができる仕事も多く、翻訳の最終チェックの仕事まで任せてもらえるようになりました。
ワーキングホリデイビザが切れる直前になって、会社側から、「今後も働いて欲しい」とワークビザのオファーを受けました。

 会社側からワークビザのオファーを受けることができた勝因は、何だと思いますか?

やはり、翻訳チェックという、日本人であり日本語がネイティブであることが強みになるポジションに就けたことが大きかったと思います。
仕事を始めたばかりの頃は苦労もありましたが、その分、今までの自分の努力が認められた気がして、本当に嬉しかったですね。

 最後に、これからカナダで働こうとしている皆さんに、何かアドバイスがあればお願いします。

日本では、遠慮して何も言わなくても誰かが気を遣って聞いてくれますが、こちらでは自分から主張しないと誰も聞いてくれないし何も始まりません。でもその分、自分から動けば、色々な可能性が広がっていると思います。
皆さんも、どんどん自分から行動を起こして、いろいろな体験をして、可能性を広げてください!!
それから就職活動は、私みたいに時間をかけたくなかったら、先手必勝ですよ。(笑)


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