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コラム 良い?悪い?カナダ仕事体験記



第4回:日本とカナダ、仕事の違い

  →※前回の「第3回:会社でのエピソード」はコチラ!

日本とカナダ、両方の会社で会社員として仕事を経験しましたが、それぞれの国での待遇に違いがあります。
もちろん会社によって異なると思いますが、私の会社での経験をご紹介します。

カナダの会社では、スペシャリストがほとんどです。90%のスペシャリストと、10%のジェネラリストから成立っていると言えます。そのジェネラリストは、将来会社の経営者となる候補生が多いようです。
エンジニア・人事・経理などすべての部門が、その道で長い経験を持つスペシャリストによって成立っています。日本の会社で行われるような他部署への異動は、その10%のジェネラリストしかしません。通常は全く仕事内容の関係のない部門への異動はありませんし、もしあったとしても、その移動先部門での経験が短いため、給料は下がってしまいます。経験の豊富なスペシャリストは、上司よりも給料が高い、ということも多々あります。
また日本企業のように、複数の人が同じ仕事をシェアすることはあまりありません。2人を雇うことによって給料を分け合うよりは、2人雇うお金を1人に払うことによって、優秀な人材を雇おうとする傾向にあるようです。

そしてとにかく効率を重視します。少しでも無駄なことがあると、はっきり時間の無駄だ、また、別の人がやるほうが効率の良い仕事や、自分よりも給料の低いポジションの人でもできる仕事であれば、別の人がやれ、とはっきり言われます。つまり、自分の出来る仕事、得意な仕事がないと、仕事はまわってきません。
このような環境からか、社員も勉強熱心ですし、社員の勉強に会社も協力的で、教育費を負担してくれる制度も充実しています。

給料は経験年数、ポジションの仕事内容、前年度のパフォーマンスによって決められます。年齢は考慮の対象にはなりません。(実は面接のときから採用された後まで、私は年齢を聞かれたことがありません!)
次の年度の給料は、パフォーマンスレビューという面接を上司と行って決まります。パフォーマンスに対する評価はシビアで、給与の上下は日本の会社よりも激しいのではないかと思います。また年度末に支払われるボーナスも、このパフォーマンスにより決定します。
その他、自宅待機時に支払われる手当て、出張手当などは、一般に日本の企業よりも手厚く、たとえば出張手当は家を出た時間から残業代として支払われることが、国の労働基準法に定められています。

オタワから車で20分ほどのところにある、ケベック州の公園です。オタワやケベックの周辺では、秋になるととてもきれいな紅葉を見ることができます!

勤務時間については、私の会社では朝8時くらいから仕事を始め、夕方4時ごろにはたいがい帰ります。日本の会社では、特に都心では、夜遅くまで仕事する人が多いですが、こちらでは残業は多くて週10時間程度までです。また早く仕事が終わった場合は、もちろん帰って良いです。特に私の場合は管理職レベルであるため勤務時間は完全に自己管理に任せられており、上司も私の勤務時間を正確には把握していません。すべては仕事のパフォーマンスが重要なのです。


カナダではアイスホッケーがとても盛んです。週末ともなると、家族や友達同士でよく観戦に行きます!
休暇については、有給3週間以上は保証されており、ほぼ全員がそれを使い切ります。有給をお金で買ってくれる会社もあります。病気の場合はそれ以外にSick Leaveというのが用意されており、医者の証明があれば無限に取れます。
出産休暇については、国の企業保険制度により、両親合わせて7ヶ月程度、70%の給料をもらいながら、産休を取ることができます。もちろん理由があれば延長可能です。
また、ほとんどのカナダの会社には、手厚い企業年金制度があります。例えば、30歳から65歳まで一つの会社で仕事をした場合、最後の年の給料の70%が、定年後毎年、本人が死ぬまで支払われる、といった会社もあります。

また、カナダにはサマースチューデントという制度があり、大学生が夏休みの期間中に会社でパートタイムの仕事をする機会を持てるというものです。
例えば私の部署では、週3日8時間、時給15ドル程度で、コンピュータサイエンス学科の生徒を雇ったことがあります。仕事内容は、簡単なプログラミングの仕事などをお願いしました。
日本では、レストラン・コンビニ・家庭教師など、将来自分の就く仕事とは全く関係のないアルバイトをする学生が多いと思いますが、カナダではこのような機会を利用して、将来の自分の仕事に役に立つアルバイトをすることができます。アルバイト中に自分の仕事ぶりが認められれれば、卒業後の就職が決まるかもしれないというチャンスもありますので、生徒も必死に仕事をします。生徒側にアドバンテージがあるだけでなく、企業側にも、正社員として生徒を雇う前にその人の仕事ぶりを、しかもリーズナブルな賃金で把握することができるという、双方に有益なシステムだと思います。

次回は最終回!海外就職への道をお届けします。お楽しみに!


■第1回:カナダで仕事を始めるまで
■第2回:初出勤〜仕事に慣れるまで
■第3回:会社でのエピソード
■第4回:日本とカナダ、仕事の違い
■第5回:海外就職への道
筆者:Masaki
高校時代に3週間イギリスへ短期語学留学を経験。日本で社会人として5年間働いた後、海外就職を目指し、そのステップとしてアメリカへ大学院留学。在学中にカナダの通信会社からオファーを受け、大学卒業後はオタワでエンジニアとして現地企業に勤めている。現在BLOGでも本人の体験談や日本・北米の仕事の違いなどを積極的に掲載している。

MasakiさんのBLOG
→→海外生活の現実 良い?悪い? 海外留学&仕事体験記
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